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海。

 


結局修論はおわらず、ぐっすり眠る彼の隣で夜中の間も寝たり起きたりしながら書き続けた。朝になっても終わらない私にしびれを切らした恋人が、とりあえずモーニングに行こうと連れ出してくれた。

顔も頭もボサボサでどうしようと言うと、モーニングとはそう言うものだからと言われ、そうか。と納得する。


ずっと前から気になっていたけど行けていなかった豆乃花という喫茶店に向かった。着くと、思った以上に可愛らしい店構えだったことに気づく。珈琲は少し苦めで深煎りだったけど、モーニングがボリューム満点で💯。お昼にも来てみたくなった。


死ぬ気で休みをもぎ取ったこの夏休み最終日、私は海に行きたいと思っていたが、前にその話をしたときに彼がそんなに乗り気ではない気がしたので、あえて(というか第二の案で)中古のスピーカーを見に行きたいと言った。そしたら、え、、とあからさまに歯切れが悪くなるので聞いてみると、海に行こうと思ってたとの話だった。なんだこのすれ違いは。そしてマジで気分屋だな!このやろー!と思うけど、海に行けるのは嬉しい。モーニングから帰って死ぬ気で修論の課題を終わらせて、13:30には家を出発した。


道中、最近ハマっているFat NightのHonest Manを考察する。彼の車にはウーファーが積んであり、ベースもバスドラも明瞭に聴こえる車の中はさながら”箱”である。音の違いが分からない私だが、整った環境で聴くHonest Manは至福だった…。Fat Night は彼の言うところ、レゲエをポップスに昇華したものらしいが、じゃあ本場のレゲエは何なのか気になり、片っ端からレゲエを聴いた。下にメモしておく。

 

The police

ロックの中にレゲエの要素を入れたバンド。


ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ

Forever Loving Jahという曲が良かった。分かりやすいレゲエだった。


・Mikey Dread

Roots and Cultureという曲のインパクト凄い。ぜひ聴いてみてほしい。これも分かりやすいレゲエ。

 

いろいろ聴いてみて分かってきたのは、レゲエはジャマイカ発祥で、2•4の拍にアクセントがくるところがポイント。多分ボンゴとかコンガとかビブラスラップとかいろんな打楽器が使われてる。ピアノも使われていて、レゲエの印象的なリズムを作り出してるのはピアノな気がする。ちなみにドラムは割と表拍に重きが置かれていて、そのおかげで重みが出ている感じ。

 

そんなこんなで16時ごろには福井県の海水浴場に到着した。わたしたち以外誰もいなくて、台風が来ている太平洋側とは打って変わって静かな海だった。靴下を脱いで浜辺を歩いてみると、海に近づくほど石が多くなっている。太陽の熱を溜め込んでいるみたいでほんのり暖かかった。また来よう。

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もともとこんな予定は無かったのだが、海のある地域に来たということは海鮮が美味しいということ。海鮮アトムという北陸チェーンの少し良い回転寿司で、季節のものをたらふく食べた。値段が高いものもあるので最初は様子を伺いつつだったけど、ひと口目を食べてあまりの美味しさに感動してしまい、折角だから豪遊だー!と好きなものを好きなだけ頂いた。


22時前には家に着いたので、次の日から始まる大学に向けて準備を済ませてゆっくりと眠りについた。